EXIBITION AND CONCEPT  展覧会と作品コンセプト
  AIOE2010 ECHO in ABIKO

 

 

 

 

 

 

 

第13回我孫子国際野外美術展

「木霊 in ABIKO」

2010年10月31日(日)〜11月14日(日)



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concept of art work
木霊 in ABIKO
坂内美和子+布佐小5年生
素材:アクリル、ホウの木、シナベニヤ 場所:浅間神社

作品コンセプト
うっそうと暗い、おおよそ手を加えられていない境内。落ち葉が敷き積まれ、こんもりとした木々の隙間から白い日差しが差し込む。ここは仙元宮。かつて新利根川と手賀沼を結ぶ水路、六軒堀が新田開発に伴い堤防を築き、新田開発が始められた。また、銚子から江戸の水路によって鮮魚を運ぶ手賀沼船運も栄えていた。道路の交通に変わり、衰退してしまったが。そのような場に神社が鎮座している。そこで私は昔から馴染みのある『絵馬』から作品化させようと思いついた。偶然にも、こちらの神社での展示は今回がお初とのうれしいおまけ付き。様々なかたちにかたどった木の支持体にアクリル絵の具でペイントし、彫刻刀で彫る。
今の私の制作作業にはふさわしい。今回のタイトルは『木霊in ABIKO』。失われてしまった川、沼による水路の交通を念頭にかつての賑わいを再現したかった。更にワークショップに参加していただいた、布佐小学校5年生の子供たちの絵馬と私の作品とのコラボレーションも試みた。ペイントした絵馬に、思い思いの言葉や模様を彫刻刀で彫ってもらい、完成作品を子どもたちと、仙元宮の境内の木々などにつるす。インスタレーション形式で一体化となっての協奏も楽しんでもらえたのであれば幸いである。

坂内美和子

  

 

    

    

 

 
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